ARABAKI ROCK FEST.24 4/17【復習編】


4/27(土)、アラバキからもう一週間がすぎ、GWも終わります。
今回は、
・当日歩いた道のり
・食べたもの
・参加しての感想
をまとめます。

【道のり】
10:40 会場到着
11:00 BAN-ETSUステージ付近でテントを設置している友人と合流、ドライバーのため、最初で最後のアルコール注入
12:30 MICHINOKUステージに移動開始
13:00 緑黄色社会
14:30 キタニタツヤ
15:15 みちのくプロレスを観戦するためHATAHATAステージに移動するも、間に合わず、そのままMICHINOKUステージに移動
16:00 Creepy Nuts
16:45 BAN-ETSUに移動しながら道中、ビフテキ丼・抹茶スコーン・コーヒーを購入


17:30 テントでティータイム

FOOD


18:00 森高千里 友人とはここで解散
19:10 GLIM SPANKYを遠くで聴きながら体力が限界に
19:30 かすうどんを食べる


20:00 BIG BEAT CARNIVAL〜ロックンロールの夢〜
21:30 帰路につく

印象に残ったアーティストを抜粋して感想を述べていきます。


【Creepy Nuts】
開演30分前から満員。ステージにはいつもはドラムセットが置かれている位置にターンテーブルが設置されている。
周りの会話ではちらほら「ブリンバンバンボン」というワードが聞こえてくる。
開演5分前ごろ、突如DJ松永が姿を現し、ターンテーブルの前へ。おもむろにDJプレイを始め、またステージ袖に穿けていった。本人にしかできないサウンドチェックがあるのだろうか。会場が一気に熱を帯びる。
定刻となり、アラバキのイントロが流れ、R指定、DJ松永二人でステージに登場。一曲目は「ビリケン」。
覚えている限りでは披露した曲は下記の通り。※曲順はバラバラです。あしからず。
・ビリケン
・堕天
・Bling-Bang-Bang-Born
・二度寝
・のびしろ
・よふかしのうた
・かつて天才だった俺たちへ
・合法的トビ方ノススメ
・生業
序盤の「合法的トビ方ノススメ」で凝り固まった中年の体は縦に揺れる。
MCでR指定が、
「すごいロックバンドが出ている中で、マイク1本とターンテーブルでやっとるわけですよ!」
と言っていた。ロックフェスにラッパーとして乗り込む「カウンターカルチャー感」に心を揺さぶられる。早口で言葉を捲し立てるR指定に、DJ松永の超絶テクニックは、誰が見ても、どんな世代の人が見ても素晴らしいパフォーマンスだと言える。
急に坂本龍一の生前の言葉が頭をよぎった。テレビ番組で、「日本のアーティストはもっと世界のリスナーに向けて創作するべきだ」と苦言を呈する一言である。
僕は思った。
「日本の音楽はもうその向こう側に行ってるよ」と。

【森高千里】
移動の途中で森高の一曲目と、別ステージで奥田民生が演奏している「ツイストで目を覚ませ」の音が混ざり、OT側に後ろ髪をひかれながらもBAN-ETSUステージへ。
知っている曲と、知らない曲を織り交ぜたセットリストだ。言い換えると、特定のファン以外の人が見るフェスという場で、「攻め」と「守り」を半々にしている感じだ。
今回の森高千里には、ヒット曲の演奏期待している。リスナーに馴染みのあるヒット曲は、文句のつけようがないほどアガる。
期待に応えるように、「ララ  サンシャイン」・「渡瀬橋」・「17才」・「私がオバさんになっても」を披露し、BAN-ETSUステージを平成に戻した。
「私がオバさんになっても」は、近くにいたエコステーションのスタッフさんも踊り出すほど、会場を一つにしていた。やはりヒット曲の破壊力はすごい。
MCでの「ツアーもやってますので是非足を運んでくださいねー」という言葉と、「攻め」と「守り」を織り交ぜたセットリストに、今も続く強い野心と挑戦心を感じ、森高千里よりも年下であるにも関わらず半ば人生を置きに行っている自分としては反省させられるパフォーマンスだった。

【BIG BEAT CARNIVAL〜ロックンロールの夢〜】
事前に出演メンバーを見て、チバユウスケを追悼する何かであろうとは思っていた。
僕はロックについてそこそこの知識は持ち合わせているつもりでいたため、チバの音楽のルーツとなったルースターズのメンバー、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの元メンバー、The Birthday、ベンジー、OTと、見るからに豪華なメンバーが勢揃いしていることに淡い期待を抱いていたが、いざ始まってみると、知らない曲が多く、置いてけぼりを食う形となってしまった。周囲を見てみると、感極まって泣いている観客もいたが、正直その温度には寄り添えなかった。
そんな中、トリとして奥田民生が登場。チバゆかりのバンドメンバーを擁して「世界の終わり」を披露。その声はいつもより上ずっているように聴こえた。
一年前のアラバキでのMCを思い出した。
TOSHI-LOWが以前のOTの酒による失敗を引き合いに出し、
「もう呑んでいいでしょ。ここで呑んでいいことにしていかないと、あいつ(チバ)が戻ってこれないでしょ」
というようなことを言っていた。
その後どうなったかは皆が知る通りだ。OTの「世界の終わり」を聴きながらそんなことを考えていた。

【最後に】
全体的に、「ロックよ、もっと頑張れ」という感じ」でした。
僕は元々、ロックという音楽のジャンルに魅了されて青春時代を送ってきた人間です。ただ、今回の観覧でここ数十年で感じてきた心の渇きというか、言葉にできないモヤモヤがくっきりと浮き出たなと感じました。
予備知識なしで楽しめたCreepy Nutsと、知識不足ゆえにイマイチついていけなかったBIG BEAT CARNIVALを、どうしても対比してしまった自分がいます。そもそも違うものではありますが、同じ「エンターテイメント」として。
音楽をジャンルで語ることはナンセンスだと思いつつも、改めてロックには、かつてミッシェルが世に出た時のような、新たなスターの誕生を期待したいところです。

今世のうちに現れるかなあ・・・。そんなロックスターが。


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