
【収録曲】
1.No Action 2:01
2.This Year’s Girl 3:22
3.The Beat 3:47
4.Pump It Up 3:16
5.Little Triggers 2:42
6.You Belong to Me 2:24
7.Hand in Hand 2:37
8.Lip Service 2:39
9.Living in Paradise 3:47
10.Lipstick Vogue 3:33
11.Radio Radio 3:06
【参加ミュージシャン】
Elvis Costello – ギター、ボーカル
Steve Nieve – ピアノ、オルガン
Bruce Thomas – エレクトリックベース
Pete Thomas – ドラムス
Nick Lowe – プロデューサー
【コステロの人物像】
1977年デビュー。本名「デクラン・パトリック・アロイシャス・マクマナス」、芸名の「エスヴィス」は「エスヴィス・プレスリー」から、「コステロ」は父方の祖母の旧姓から取ったもの。「エスヴィス」と名乗っておきながら、黒縁メガネにスーツという出たちでパンクロックを演奏している。
筆者の世代(1990年代に思春期を迎えた人たち)は「ミスチルがシーソーゲームのPVでコスプレしたアーティスト」として耳に入るようになる。その後1999年、映画「ノッティングヒルの恋人」の主題歌「She」が世界的ヒット、2002年、チャップリンのカバー「Smile」が日本のテレビドラマ「空から降る一億の星」の主題歌に採用される。
【これだけは聴いておいた方がいい曲】
Pump It Up
ドン・ドン・ドドドン・ドドドドン・ドドンと馴染みのあるビートにメロディアスなベースが乗っかり、コステロのしゃがれた声がリズム良く響く。この曲について調べたところ、U2の「Get on your boots」がこの「Pump It Up」に似ているという指摘があるらしい。確かに似ている。NBAのボストン・セルティックスのホームゲームだったか記憶は定かではないが、タイムアウトの時に曲が流れていた。
Radio Radio
明るいイントロとメロディから、愉快なラジオを歌った曲かなと思いがちだが、当時、BBCのラジオがパンクロックの曲を次々に放送禁止にしたことに対しての怒りを歌っている。意訳すると、
「ラジオが僕らのことをウザがっている」
「でもラジオはこの国をキレイにする」
「何も考えずにラジオを聞いておけばいい」
「素晴らしきラジオ」
メディアに痛烈な批判をぶつけつつも、最後に「wonderful radio(素晴らしきラジオ)」と言葉だけ肯定するという皮肉。
この曲を代表的な例として、コステロはイギリスで「怒れる若者」と評されていた。
【後世への影響(筆者の勝手な解釈による)】
This Year’s Girl
ミスチルJenの「名もなき詩」でのプレイがこの曲のイントロのドラムに似ている。
Pump It Up
U2「Get on your boots」のAメロがこの曲に酷似。聴く人が聞けば「影響受けてんのかな」というのがわかるレベル。
【ジャケット】
こっちの方がよく知られている。
本当はこっちが欲しかったが、また安い方を選んでしまった。


↓盤を収納する紙

↓盤を収納する紙(裏)

↓ジャケット裏面
