MILES DAVIS/BLUE NOTE 1502 VOLUME 2


【収録曲】
BLP 1502 Vol.2
TAKE-OFF
WEIRDO
WOULD’N YOU
I WAITED FOR YOU
RAY’S IDEA. Alternate Master
DONNA

WELL YOU NEEDN’T
THE LEAP
LAZY SUSAN
TEMPUS FUGIT. Alternate Master
IT NEVER ENTERED MY MIND

【参加ミュージシャン・レコーディング日】
TEMPUS FUGIT, RAY’S IDEA, I WAITED FOR YOU:
Miles Davis, trumpet; Jay Jay Johnson, trombone; Jimmy Heath, tenor sax;Gil Coggins, piano; Percy Heath, bass; Art Blakey, drums.
Recorded April 20, 1953
Remastered by Rudy van Gelder

DONNA,WOULD’N YOU:
Miles Davis, trumpet; Jay Jay Johnson, trombone; Jackie McLean, alto sax; Gil Coggins, piano; Oscar Pettiford, bass; Kenny Clarke, drums.
Recorded May 9, 1952
Remastered by Rudy van Gelder

TAKE-OFF, WEIRDO,WELL YOU NEEDN’T,THE LEAP, LAZY SUSAN, IT NEVER ENTERED MY MIND:
Miles Davis, trumpet; Horace Silver, piano; Percy Heath, bass; Art Blakey, drums.
Recorded by Ruby van Gelder on Merch 6, 1954

【マイルス・デイヴィスについて】
 1926年5月26日生まれ。1991年9月28日没。享年65歳。アメリカ出身のジャズトランペッター。代表作の一つとして、1959年リリースの「カインド・オブ・ブルー」がある。1945年デビュー。モダン・ジャズの帝王の異名を持つが、その音楽性は、1991年に生涯を終えるまで、ジャズというジャンルのとどまらず、ファンク・ロック・ブルースの要素を取り込むなど、時代の変遷とともに変化させている。80年代には愛聴していたジミ・ヘンドリクスの影響もあってか、トランペットにワウペダル(通常はエレキギターに使う歪み系エフェクター)を装着し、人類が聞いたことがないトランペットの音作りに挑戦した。

【ブルーノートについて】
 1939年、ナチス体制の圧政から逃れるため、その数年前に母国ドイツから米国に移住し、貿易商として働いていたアルフレッド・ライオンがサイドビジネスとして設立。商業的な成功を度外視した“妥協なき表現”を理念に掲げレコード制作を続け、1950年代には商業的にも軌道に乗り始める。
 その後1970年代には、新たな音楽の台頭により低迷期を迎え、1979年には一度レーベルが活動停止。
 1984年、EMIの会長の打診を受け、ブルース・ランドヴァルにより復活。
 2002年には、ブルーノートからノラ・ジョーンズがデビューし世界的大ヒットを果たす。現代でも世界屈指の名門ジャズレーベルとして存続し続けている。

【このアルバムについて】
 ブルーノートからリリースされたレコードには「BN 1」「BN 2」というようにカタログ番号が振られている。本記事で取り上げている作品は「BN 1502(1502枚目)」、レコーディングが1953年〜1954年の間ということは、1991年まで長く続いたマイルスにとっては「ど初期」の作品、ということになる。
 1953年当時のマイルスは薬物中毒に陥っており、そのことから、音楽界から実質干されていた状態であったが、アルフレッド・ライオンの目に留まり、薬物中毒をなんとか克服してレコーディングされたのが「BN 1501」、「BN 1502」の2枚だったという。結果として、後にブルーノートの快進撃が始まる「BN 1500」番台の最初の2枚を飾ることとなった。

【メモ】
 BNは1500番台と覚えておこう。名盤揃いらしい。今度レコード漁りに出かけるときの参考に。


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