THE BEATLES/LET IT BE


【収録曲】
●Side・・・・・1
1.TWO OF US(3:32)
2.DIG A PONY(3:51)
3.ACROSS THE UNIVERSE(3:43)
4.I ME MINE(2:24)
5.DIG IT(0:49)
6.LET IT BE(4:01)
7.MAGGIE MAE(0:36)

●Side・・・・・2
1.I’VE GOT A FEELING(3:34)
2.ONE AFTER 909(2:50)
3.THE LONG WINDING ROAD(3:35)
4.FOR YOU BLUE(2:28)
5.GET BACK(3:06)

【クレジット】
This is a new phase BEATLS album…
essential to the content of the film,LET IT BE was that they performed
live for many of the tracks ; in comes the warmth and the freshness of a live
performance ; as reproduced for disc by Phil Spector.

Thanks to George Martin / Glyn Johns / Billy Preston /
Mal Davies / Peter Bown / Richard Hewson / Brian Rogers

Design by John Kosh Photographs by Ethan Russell

An E.M.I. Recording
Apple Records


【20世紀最強のロックバンド】
ビートルズは、活動期間のわずか約10年間でロック音楽の全てに答えを出してしまった人たちだと思っている。ビートルズ以後の音楽は、そのビートルズが出した答えを解釈・解読して生み出されたものだろう。
僕が好きなMr.Childrenの「終わりなき旅」のエンディングに、ビートルズの「A Day In The Life」の雰囲気を感じたり、ユニコーンが曲のアレンジでポール・マッカートニーが発明したメロトロンという音を頻繁に使ったり、その後の時代の音楽に絶大な影響を与えたのは語るまでもない。

【この曲を押さえておけば間違いなし!】
CM・映画など、どこかで必ず聴いたことがあるであろう曲を列挙する。
・ACROSS THE UNIVERSE
・LET IT BE
・THE LONG WINDING ROAD
・GET BACK

【ラストアルバム】
「LET IT BE」は、ビートルズのラストアルバムである。しかし、調べてみると、リリース当時の背景を調べると、かなり複雑な時系列で物事が動いていたようだ。
簡単にまとめると、下記のようになる。

・1969年1月22日〜31日、4月30日            
ゲットバックセッション

・1969年4月
『アビイ・ロード』録音開始

・1969年9月26日               
アルバム「Abbey Road」リリース

・1970年3月23日〜4月2日 
プロデューサー、フィル・スペクターによりアルバム「LET IT BE」が制作される

・1970年4月10日
ビートルズ、事実上解散

・1970年5月8日
アルバム「LET IT BE」リリース

「Get back」というアルバムの制作が進んでいたが、途中でお蔵入り
→そのまま「Abbey Road」の制作に入る(ビートルズとしては最期の制作)
→ビートルズ解散
→「Get back」録音時の音源にアレンジを加えてリリース
という流れになる。

この背景を知ってからLET IT BEを聴くとまた面白い。

【THE LONG WINDING ROADのアレンジについて】
2003年に「Let It Be…Naked」というアルバムが発売された。1970年のLET IT BEに納得がいかなかったメンバーのリミックスによるアルバムだ。
どちらの作品にも収録されている「THE LONG WINDING ROAD」はぜひ聴き比べてほしい。
1970年バージョンは、フィル・スペクターによるオーケストラのアレンジが加えられている。
2003年バージョンは、オーケストラはなく、バンドサウンドのみに絞られている。
長年に渡って1970年バージョンがこの曲の「答え」だと思っていた僕にとって衝撃的だったことを覚えている。

「LET IT BE」(曲の方)も、ジョージ・マーティン(長年ビートルズのプロデューサーをやっていた人)のバージョンと、フィル・スペクターバージョンがあるので聴き比べてもらいたい。全然違う。

【最後に】
このアルバムを、サブスクの音源と、レコードの音源で聴き比べてみた。僕はレコードの方が好きだ。
サブスクは全体的に「軽い」感じ、対してレコードは、低音が強調されて迫力がある。
聞けるん人はぜひレコードで聴いてみてほしい。

↑日本盤解説シート

↑ジャケット内側


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